コーヒー豆レビュー(パナマ SHB ボルカンバルー)

パナマ SHB ボルカンバルー

無駄をそぎ落とした素材感。シンプルで粋な味わい。

装飾的な華やかさはありません。枯れて無駄なところがそぎ落とされた感じです。良い素材そのものを堪能。蕎麦をつゆ無しですするかのようです。コーヒーの重要なとこだけををぎゅっと濃縮したようなシンプルでとっても粋なコーヒーです。飽きの来ない味わいで長く楽しめます。ちょっと贅沢な普段飲みにピッタリ。

パナマのボケテ地区産のコーヒーです。近年では世界最高峰のコーヒー産地と知られています。さすがの完成度の高さ。

※おすすめのシティロースト(やや深煎り)の感想です。

生豆資料

近年世界でも最高峰のコーヒー産地として知名度が上がっているパナマのボケテ地区は、同国の最高峰であるバルー火山の東山麓の斜面に位置する農園で生産されます。 ボケテ地区は、その豊かな生物多様性で知られ、コーヒー生産にうってつけの気候のもと、シェー ドツリーに守られたコーヒーは、ゆっくりと期間をかけて成熟することで、力強く特徴的なカップ 品質を醸し出します。また、この地区のコーヒー農園は19世紀後期から 20世紀初頭にやってきた移民たちにより開拓 され、その開拓精神にあふれた農園主たちは、常に品質向上にたゆまぬ努力をすることで、今日のパナマコーヒーの定評を勝ち取りました。バルー火山からの火山灰の影響を強くうけた土壌から醸し出される、しっかりとしたボディー、目覚ましい酸味と、甘味を伴ったアフターテイストをお楽しみください。

パナマ SHB ボルカン バルー
【生産国】パナマ
【生産地域】 最西部、ボケテ地方、バル火山東麓
【品種】カツアイ
【標高】1350~1800m
【土壌】火山灰性
【収穫期】12月~3月
【精製】フルウォッシュ、天日・機械乾燥併用、
乾燥後 60日の熟成期間

パナマコーヒーについて

世界が高品質な豆に注目。

パナマと言えば、文書、運河、そして超高級コーヒー「ゲイシャ」の名産地。
 
エチオピアで生まれ、コスタリカの研究所に渡り、中米でも栽培されていたがサビ病で絶滅。忘れ去られていた「ゲイシャ種」だがパナマのボケテ地区のドンパチ農園がコスタリカの研究所より持ち帰って復活。そして近くのエスメラルダ農園が国際品評会でそれをよりアピール。その衝撃のテイストがきっかけで、パナマはコーヒーの産地としても世界的な注目を浴びる存在に躍り出た。
 
ボルカンバルーの麓、ボケテ地区、その周辺ではゲイシャのみならず他にも高品質な豆を作っている。ウオッシュド、ナチュラル、ハニー。多くの精製法のノウハウもあり、現在最も世界、特に高品質な豆を求める人々から愛されるブランド産地の一つとなっている。

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