ゆがんで当たり前

書き物をするにも食事をするにも、なにをするにも体をまっすぐな姿勢に維持するというのは難しいと思います。利き手を効率よく使うため、体のスタンスをいろいろな型に変えていくのが自然です(=ゆがめる)。

それは目線の位置のためだったり、利き手を自由にするためだったり、逆に利き手と反対の手で何かを保持するためだったり。

ゆがみの原因そのものではあるのですが、この自然なゆがみが人間の器用さの一端をつかさどっているといっても過言ではなく、なんでもかんでもゆがみは悪いみたいな考えはどうかと思います。

問題にしなくてはならないのは筋肉や関節がしっかり動いているかどうかです。ある程度ゆがんでいても筋肉や関節がしっかり動いていれば辛い状況にはなりません。逆にまっすぐでも動きがなければ辛くなります。

なにかと「ゆがみ」というワードには踊らされがちですが、ある程度のゆがみは当たり前で、体を上手に使うために手に入れたご自身なりのスタンスでもあります。野球選手が上手くボールを打つために各々特有のスタンスをもっているのに近いかもしれません。

ゆがみの改善より筋肉や関節の動きを良くする方が楽な体を手に入れる近道だと思います。

見るからに曲がってるなーっていうゆがみはダメですよ。

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