3月20日、横浜市金沢区大道の「郷土料理 空」にて、歩き方教室を開催しました。
今回は11:00から初めての方向けのレベル1、14:00からレベル2の2クラス構成で、それぞれ少人数の落ち着いた雰囲気のなか進めました。初めての方にも無理のないよう、ひとつひとつ感覚を確かめながら取り組める時間を大切にしました。
レベル1(初めての方向けのクラス)
レベル1には5名の方が参加されました。座学の時間からとても真剣に耳を傾けてくださり、これから体で確かめていく内容をしっかり受け取ろうとする空気が伝わってきました。
基本となる片足立ちでは、慣れない動きに戸惑いながらも、それぞれが自分の体に向き合っていたのが印象的でした。思うようにいかない難しさを感じるなかでも、「こちらのほうがやりやすい」という感覚を見つける場面があり、体の左右差を実感している様子でした。歩行を整えていくうえで、まず自分の体の偏りや左右差に気づくことは、とても大事な入り口だと考えます。
歩行の実践では、いくつかのポイントをお伝えしながら実際に歩いていただきました。止まった状態で動きを確認するよりも、実際に歩いているときのほうがスムーズに内容を受け入れられている様子でした。ただ何となく歩くのではなく、伝えたことを意識しながら進めている姿がしっかりと伝わってきたのも印象的でした。
最後にはたくさんの質問もいただき、理解を深める良い時間になりました。体を変えていくうえでは、上手にこなすことが大切なのではなく、今までと違う感覚に気づき、時には違和感を覚えながら生活していくことも大切です。そんなことも、この時間を通してお伝えできたらと思いました。
レベル2(応用編)
午後のレベル2には3名の方が参加されました。まずは片足立ちとレベル1の内容を復習しながら、土台になる感覚をあらためて確かめるところから始めました。
このクラスで大切にしていたのは、練習メソッドの目的は「形」ではなく「感触」を覚えること。見た目として同じようにできていても、体の中で何を感じているかによって意味は大きく変わってきます。なんとか良い感触を掴んでほしいという気持ちで、繰り返し言葉を重ねていきました。
実際の歩行でも、良い感触を感じようとする姿勢がしっかり見て取れ、表面的な真似ではなく、自分の体で確かめながら進もうとしていることが伝わってきました。
まとめ
今回も、世代や経験を問わず、それぞれの方が自分の体に丁寧に向き合ってくださいました。会場には、緊張感がありながらもどこか穏やかな空気が流れていて、一方的に教わる場というより、感覚を共有しながら進めていく時間になっていたように思います。
歩くことは毎日のことですが、あらためて見つめると、自分でも気づいていなかった癖や左右差が見えてきます。学びは現状に気付くことから始まる。これからも、そうした小さな気づきを大切にしながら、日常のセルフケアとしての歩行を一緒に深めていけたらと思います。

