3か月ほど前から右肩に違和感があり、1週間前から痛みが強くなってきた方の施術メモです。動かす角度によって刺し込むような痛みがあり、仕事中の動作にも支障が出ていました。一般的には五十肩と呼ばれる状況です。
ご相談内容
右肩の痛みが3か月前から気になり始め、1週間前から悪化したとのことでした。
その後も状態は変わらず、動かす角度によって刺し込むような痛みが出て、可動域も狭くなっていました。
物流の仕事をされているため、腕を使う場面で支障があり、このまま変わらないことへの不安も感じておられました。
医療機関ではレントゲン検査を受け、異常は見られず、筋肉痛と言われたそうです。
体の状態の見立て
腕を上げてもらうと、肩関節そのものの動きが少なく、肩甲骨ごと持ち上げるような動かし方が目立ちました。
スムーズな肩関節の動きを支えるインナーマッスルが、うまく働いていないか、もしくは痛めているために働きにくくなっているように感じました。
そのため、関節の動きが不安定になり、特定の角度で痛みが出やすくなっていると考えられました。
一般的には五十肩と呼ばれる状況と同じだと思います。
施術の考え方と対応
今回はまず、働きにくくなっているインナーマッスルに対して、無理のない範囲で刺激を入れることを優先しました。
肩関節の動きは、単に大きく動かせばよいものではなく、細かなインナーマッスルの制御が伴ってはじめて滑らかに動きます。
そのうえでモビリゼーションによって関節に無理のない運動を誘導し、肩関節が本来の軌道で動きやすくなるように対応しました。
あわせて、代償的に負担がかかっていた肩甲骨まわりの筋肉も調整しています。
痛みのある部分だけを強く触るのではなく、関節の動きを支える仕組みを少しずつ整えていくことを中心に進めました。
施術中または施術後に伝えたこと
施術後には、インナーマッスルのトレーニングについてお伝えしました。
また肩の上げ方についても確認し、負担を増やさない動かし方を意識してもらうようにしました。
仕事で肩を使わないわけにはいかない状況だからこそ、使わないことよりも、どう使うかを整えることが大切だと感じました。
施術を通して感じたこと
重い状態を見落とさないために画像診断が必要な場面があるのは確かですが、そこに至らない段階の不調に対して、実際に体に触れながら状態を見ていくことの大切さをあらためて感じました。
今回のように画像では大きな異常が見えなくても、動きの中にははっきりとした負担の表れがあり、その積み重ねを丁寧に拾うことの必要性を感じたケースでもありました。
六浦からお越しの50代男性の方でした。
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