ご相談内容
1か月ほど前から、右肩から首にかけての痛みが続いており、
特に右を向いたときに痛みが出るとのことでした。
日常生活の中でも気になる場面が多く、
来院時には、無意識に右肩を手で押さえながら訴えられている様子が印象的でした。
この1か月間、状況に大きな変化はないとのことでした。
体の状態の見立て
肩関節の動きを確認したところ、
可動域そのものに大きな制限は感じられませんでした。
右を向いた際に痛みが出る点や、
訴えの仕方からは、
当初は右側の僧帽筋の緊張が関係している可能性が考えられました。
右回旋時には、僧帽筋が伸ばされるため、
訴えとも一致する印象がありました。
一方で、施術を進める中で、
頭部を他動で右に回した際、
僧帽筋が強く緊張する手前の可動域でも、
下部頸椎の右側に反応がみられました。
この反応から、
筋肉だけでなく、頸椎まわりの関節や圧迫の影響についても、
慎重に様子を見る必要があると感じられました。
施術の考え方と対応
右側の僧帽筋には明らかな緊張がみられたため、
まずは周囲の筋肉も含めて、
無理のない刺激で時間をかけて調整を行いました。
あわせて、下部頸椎については、
痛みの反応を細かく確認しながら、
ごく小さな範囲での関節の動きを確認しています。
年齢的な背景も考慮し、
体位の変換による負担が大きくならないよう、
できる限り仰臥位で施術を行い、
動作の回数や頻度も抑えるよう配慮しました。
施術を通して感じたこと
高齢の方の場合、
一見すると筋肉の緊張に見える訴えの中に、
関節や動きの質に関わる要素が隠れていることがあります。
体への負担を最小限にしながら、
どこまで関われるかを見極めることの大切さを、
あらためて感じた施術でした。
六浦からお越しの90代女性の方でした。
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