呼吸にに腹式と胸式があって、どうやら腹式が体にいいらしいという話を聞いたことはないでしょうか?実際その通りで呼吸の効率の良さや、内臓への働きかけを考えると腹式は胸式より良い呼吸だと言えます。なるべく腹式呼吸をした方が良いです。ただ「自分は腹式呼吸だ」と言っている人でも、100%腹式の人はいません。ある程度は胸式です。
ここで問題にしたいのは胸式呼吸です。胸式は肺の周りの肋骨体を広げて呼吸をする為、それを構成する骨や関節、それを広げる為の筋肉の影響が非常に大きくなります。要は肺を囲っている肋骨などでできたカゴが柔らかければ呼吸が楽。硬ければ効率が悪くなります。
胸式呼吸がメインで腹式が苦手であっても、肺を囲った構造体が柔軟になれば今まで以上には呼吸が楽になります。もともと腹式がメインの人は胸式の効率が良くなればさらに楽に。
肺を囲った構造体を柔軟にするというのは筋骨格の話なので、運動やストレッチ、施術の干渉のしやすい範囲です。逆に腹式呼吸はある程度テクニックなのでご自身での努力が必要になります。

呼吸困難時の最後のひと踏ん張りに有利に働くかどうかは分かりませんが、楽な呼吸は心にも体にも安定感を与えてくれます。
※腹式呼吸についてはこちら。