横から見た背骨にはゆるやかな弯曲があります。この弯曲は体の重さを分散したり、衝撃を吸収するバネのような働きをしたりと、体の負担を軽減するために必要不可欠なものです。日常生活の中でこのゆるやかな弯曲を維持できていれば問題ないのですが、人にはどうしても癖があります。おなかを前に突き出して腰の弯曲を強くしてしまったり、長時間のデスクワーク中ずっと腰を丸めて座っていたり(本来とは逆の弯曲になっています)、などです。
このように本来の弯曲から逸脱してしまった部位には負担が集中してしまします。結果としてその部位の骨と骨の間のクッションが圧迫されていき、様々な症状が起こります。腰痛に対していろいろな名称の診断がありますが、起こっている現象としてはほとんどが圧迫です。圧迫によって痛めたり不具合を起こしている部位の違いによって診断名が変わります。
腰痛を予防する為にはとにかく圧迫を軽減することが重要です。その方法として二つのアプローチが考えられます。背骨の弯曲を本来の状態に戻すことと、圧迫されている部分をまわりから筋肉で補強することです。簡単なのは補強です。弯曲を直すことは癖や生活スタイルが関わってくるのでなかなか自分一人で意識することは難しいと思います。
ここではあくまで一人でできる対策として、腰のまわりを筋肉で補強して圧迫の負担を減らすトレーニングを紹介します。強くする筋肉は腹横筋です。コルセットのように腰を包む位置にあります。働きもそのままコルセットと同じで腰のサポートです。要は筋肉を強くして、もともと持っている自前のコルセットの性能を上げることが目的になります。
腹横筋のイメージ
背骨をまわりから締め付けるのである程度ゆがみも改善します。ウエストも締まります。呼吸にも関連が深く、腹式呼吸やくしゃみのときにも働く筋肉です。。
腹横筋のトレーニング
1.仰向けで寝ます。膝は必ず立てます。(①)
2.腰の下のスペース(☆)を確認します。
3.息を長く吐きながら腰を床に押し付けてスペース(☆)をつぶします。このとき図のように骨盤が回転するのを感じられれば上手にできています。(②)
4.息を吸いながら①に戻ります。
5.呼吸に合わせながら2分くらい続けます。
※呼吸に関連の深い筋肉なので、しっかりと呼吸を意識して行います。
このトレーニングの良いところ
・体に余計な負担をかけずに腹横筋のトレーニングができる。
・腰の関節の運動にもなっているため、腰まわりの凝り固まった筋肉をほぐせる。
・腹式呼吸の練習にもなる。
施術者プロフィール
閑喜 圭介(かんき けいすけ)
1976年8月30日生まれ。横浜市出身。神奈川県立舞岡高等学校卒業、東海大学卒業、日本カイロプラクティックドクター専門学院卒業。学院付属治療院勤務を経て、2009年4月、横浜市金沢区六浦に「かんき整体院」開業。
以前はスキーの大会を転戦していました。日々のトレーニングや怪我からのリハビリなど、整体師のキャリアだけでは得られない経験を多くしてきました。知識だけでなく、自分の経験と重ねながらお客様の体の状態を把握できる所が強みです。施術はできるだけ体への負担を小さく、最大の効果が得られるよう意識しています。
つらい体のお悩みが少しでも楽になることが第一なのですが、安心して施術を受けていただくことも大事だと思っています。当店はベッド1台、施術者も私一人です。いつご来店いただいてもお客様の体の状態をしっかりと把握した施術者が責任をもって対応させて頂きます。プライベートサロンならではの安心を是非お試しください!
※2023年現在、施術人数は20000人を超えました。
かんき整体
236-0031
神奈川県横浜市金沢区六浦5-2-2 カンキコーヒー内
京急逗子線六浦駅西口すぐ
営業時間 10:00~20:00
月曜定休 日曜18:00まで
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ※良い状態を維持する為にはエクササイズも効果的です。 […]