当店の整体の考え方

筋肉への対応

コリ

筋肉は多くの細いゴム紐を束ねたような構造です。ゴムは引っ張られるとつっぱって硬くなります。筋肉も同じで引っ張られた状態が続くとつっぱって硬くなります。コリはほぼこれで、首肩まわりの筋肉が代表です。下を向いて手を使えば首肩まわりの筋肉が引っ張られてつっぱるのを体感できると思います。

対応策としては筋肉の長さを縮め、たるんでゆるんだ状態でほぐします。ストレッチは筋肉を引っ張るので施術としてはあまり使いません。ストレッチは筋肉の長さを伸ばして可動域を増やすのが目的です。コリをゆるめることを目的にするには少しズレています。

筋肉が縮んだ状態

先述のコリとは違って筋肉が縮んで硬くなる場合もあります。構造的に縮んだ状態に配置され、しかもあまり伸ばされる機会のない筋肉に起こります。脇の下の筋肉などが代表です。常に縮んだ状態であるだけでなく、なかなか日常では腕を大きく上げるなどして筋肉を伸ばす機会はありません。縮まったまま固まります。このような筋肉にはストレッチが有効なので使用します。

関節への対応

潤滑オイル

人の関節は関節包という袋のなかにあり、その中は滑液という潤滑オイルのようなもので満たされています。オイルがくまなく回っていないと関節の負担が増え、痛みや不具合が出やすくなってしまいます。施術では無理のない範囲で関節を十分動かし、滑液の循環を上げていきます。

またこの滑液には関節組織への栄養補給という役割もあるので、痛めた部位の回復スピードを上げるという点でも滑液の循環は重要になってきます。

関節運動の誘導

スムーズな関節の動きには関節の「滑り」が必要です。滑液が十分であればだいたいは「滑る」のですが、まわりの筋肉のバランスや体の使い方の癖によっては上手くいかない場合があります。上手く滑らない関節は負担が増え、関節そのものや筋肉を傷める原因にもなります。手技による理想的な関節運動の誘導、場合によっては運動指導を行います。

姿勢(ゆがみ)について

筋肉や関節の働きが正常に近づくと、ある程度姿勢は良くなります。意識をすればさらに良い姿勢もとれます。逆に意識をせずに施術だけでよい姿勢が手に入るかと言われると、それは難しいと思います。ただ以前の体の状態のままでは意識をしても良い姿勢はとれません。

当店の整体では機能を上げることを目的とします。構造を変えることは難しいです。機能が上がれば間違いなく体は楽です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる