肩こりのほとんどは、肩まわりの筋肉が引っ張られてつっぱて硬くなっています。猫背にして肩をすくめた状態にすると、着ている服の肩や背中あたりがつっぱって硬くなるのに似ています。そのつっぱりをたるませるには、肩甲骨を背骨に寄せるのが効果的です。実際に左右の肩甲骨を背骨に寄せると、服にたるみができるのが分かると思います。筋肉も同じようにたるんだ状態が続けばコリは楽になっていきます。その為まずはそのつっぱた筋肉が縮んでたるんだ状態がつくれるよう、こっている背中や肩の筋肉ではなく、肩甲骨を外に引っ張っている筋肉をストレッチして肩甲骨を背骨に寄せていく必要があります。
1.手を壁に付いて立ちます
※肘が90度
※前腕が壁に対して垂直
※体の向きはなるべく前腕と並行
2.体を壁に寄せていき、肘を反対側に抜いていきます
※なるべく体の重さを使って体を壁に寄せます
※肘に引かれて肩甲骨が背骨に寄っているのを感じられれば上手にできています
3.少し痛いくらいの強度で30秒維持します
筋肉は細い繊維を束ねたロープに似ています。ロープは引っ張ると繊維同士が密着してカチカチになります。こっている筋肉も同じです。実際の筋肉の繊維と繊維の隙間には血管が走っています。引っ張られて密着した繊維の中では血管が押しつぶされ血流が悪くなってしまいます。コリが余計にひどくなってしまいます。血流を戻す為には繊維をたるませて、密着した繊維と繊維の間に隙間をつくり、血管のまわりに余裕を持たせることが必要です。左右の肩甲骨を背骨に寄せ、こっている筋肉を縮めこんだ状態で大きく動かすことで近い働きが得られます。先述のストレッチでこの動きがやりやすくなっています。絡まった紐をほどく際、紐を縮めてぐにぐに動かすイメージです。引っ張っては絡まりが強くなってしまいます。コリの対策の基本はストレッチではなく縮めて動かすです。
1.肘を90度に曲げてしっかりと胸を開き、上を向きます
2.その状態のまま手を上下に動かします
※一度にたくさんやるより少しでも良いので頻繁にできると効果的です
※ストレッチの後に行うと効果的です
※筋肉を集めて動かすイメージを忘れないようにしましょう
施術者プロフィール
閑喜 圭介(かんき けいすけ)
1976年8月30日生まれ。横浜市出身。神奈川県立舞岡高等学校卒業、東海大学卒業、日本カイロプラクティックドクター専門学院卒業。学院付属治療院勤務を経て、2009年4月、横浜市金沢区六浦に「かんき整体院」開業。
以前はスキーの大会を転戦していました。日々のトレーニングや怪我からのリハビリなど、整体師のキャリアだけでは得られない経験を多くしてきました。知識だけでなく、自分の経験と重ねながらお客様の体の状態を把握できる所が強みです。施術はできるだけ体への負担を小さく、最大の効果が得られるよう意識しています。
つらい体のお悩みが少しでも楽になることが第一なのですが、安心して施術を受けていただくことも大事だと思っています。当店はベッド1台、施術者も私一人です。いつご来店いただいてもお客様の体の状態をしっかりと把握した施術者が責任をもって対応させて頂きます。プライベートサロンならではの安心を是非お試しください!
※2023年現在、施術人数は20000人を超えました。
かんき整体
236-0031
神奈川県横浜市金沢区六浦5-2-2 カンキコーヒー内
京急逗子線六浦駅西口すぐ
営業時間 10:00~20:00
月曜定休 日曜18:00まで
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[…] ※良い状態を維持する為にはエクササイズも効果的です。 […]